ステアリン酸とは?

「ステアリン酸(Stearic Acid)」という名前が頭につく成分は、非常に多いです。よく使われる成分だけでも「ステアリン酸グリセリル」「ステアリン酸スクロース」「ステアリン酸ポリエチレングリコール」…まだまだあります。ステアリン酸ポリエチレングリコールに至っては、これだけで27種類あります。一体なぜこんなに種類が多いのでしょう?

このステアリン酸は、牛脂やヤシ油など、常温でも個体の脂肪中に多く存在します。常温で液体の脂肪にはあまり含まれていません。
その牛脂などを、水酸化ナトリウムなどを使って「グリセリン」と「高級脂肪酸塩」に分解します。そこから得られた脂肪酸を精製したものが、ステアリン酸です。

さきほど2つに分解されたグリセリンがステアリン酸グリセリルとなり、高級脂肪酸塩にアルカリ剤を加えると石けんができます。 ステアリン酸とは、化学反応によって様々な成分を作る、いわば大家族の長のような存在なのです。

 

どんな働きをする成分?

そのステアリン酸一族に共通するのが、乳化成分や界面活性剤としての働きです。乳化剤としてクリームや乳液に広く使われており、特にクリームには固形オイルとして感触を増すために使われることもあります。また、抗酸化作用も期待されています。

ステアリン酸とは、界面活性剤という業界で働く社員の会社名みたいなもの。社員を見かけたら、「あぁ、乳化しているんだな」と見守ってあげましょう。

 

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